柄ガラス
三寒四温という言葉からイメージする、”すこしずつ 寒さがゆるむ”という穏やかさではなく、4月か1月か!?といったような勢いで気温が変化している京都です。
先日、ご売却予定の既存住宅を見せていただきました。
既存住宅(=中古住宅)はどのお家もとても個性的です。お住まいされている状況で拝見する分には、お知り合いのお宅にお邪魔する雰囲気で拝見できますが、空き家にされていたお宅は様々です。
お荷物が残ったままであっても、時々空気の入れ替えをされたり手をかけてもらっている家は健やかな感じがしますし、反対にお住まいされていた方は神隠しにあったのではないかと思わせるようなお家は独特の雰囲気です。そう思うと、新築、中古にかかわらず、人が住むことこそが、家冥利に尽きるのでしょうね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、拝見したお家で惹かれた柄ガラス。
自分が小さい頃に住んでいた家も、画像2枚目の笹ガラスの建具でした。目にした瞬間にそういう記憶がふわりと蘇ってきました。
きっとガラスに柄を入れるのが当時は洒落ていたのだろうなと思えるほどに、着物の絣柄のような模様や菊の模様のガラスがありました。
自分の家にない柄のものでも、なんだか懐かしさを感じます。
柄ガラスを調べていて、デザインガラス.COMさんのウェブサイトにたどり着きました。今でも、当時の型板ガラスが手に入るのには驚きですね。
個人的には、「映像が歪んで見える手作りのようなガラスの復刻版」というのが一番興味深い商品でした。
2020.02.15
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